11月20日(金)
太郎 ・ 4y1m13d
ちびっこ ・ 0m0d
この日は妊婦健診。
太郎を連れて病院に行くのがいよいよ本当に厳しくなったので、ばあばに家に来てもらって太郎を預け、ひとりで病院に。
4日前の健診での状態から、先生は今日まで持つと思ってなかったらしく「陣痛、まだ来ませんか?おかしいな~」と。
診察してもらうと、子宮口は6センチ(!)開いていて、もう本当に今にも…といった感じらしく、一緒に診てた助産師さんと先生の会話が、
「ああ~もう…。先生、今日はこのまま入院ですか?」
「そうやね~家に帰らずにこのまま病棟にまわってもらおうか」
「陣痛きてないのが不思議ですね~」
「あ~破水しそうやわ。もうやめとこう」
・・・・・・・・・・・・。
このまま…入院…。
そんなこともあろうかと荷物は一応まとめてあるからいいんだけど、た、太郎が…。
昨夜、やっと家に帰ってきてやっとママに会えてホッとしてるところをばあばに預けて出てきたから、また離ればなれになるんじゃないかと太郎が不安がってて、それを「すぐに帰ってくるから!おみやげ買ってくるから!」と
無理矢理説得してお留守番させてるのに。
このまま家に帰らずに入院しちゃうのは、ちょっとかわいそう…。
ちゃんと事情を私の口から話してから入院したい。
私の体調も限界だし、本当は今入院させてもらった方がラクだし安心なんだけど…。
先生に事情を話すと、一旦帰るぐらいは大丈夫でしょう、でもできるだけ早く戻ってきてくださいと言ってくれて、バタバタと(…としてるつもり。実際は体が動かず超スロー・笑)タクシーに乗りこむ。
さっきの内診のせいか、おなかが痛い。
時間を計ってみると、なんと5分間隔…!
やっぱり家に帰るなんて無謀だったかな…。
でも痛みはまだそんなに強くなく、生理痛のきついのぐらいだったから、陣痛はこんなもんじゃなかったはず!まだ大丈夫!と自分に言い聞かせる。
そして冷や汗をかきつつ夫に電話。
「今日これから産みます~」
「ええっ!」
「ははははは…」
「ははははははは…」
ビビって笑うしかない夫と私。
これからすぐに病院に向かってもらうことにして、次はばあばに電話して状況説明。
こちらもちょっとビビリ気味(笑)
「そんなんやったら帰ってこんでもええのに~!」
「でも太郎が…」
などと話してるうちに家に到着。
私を待っていた太郎に「ママね、赤ちゃんが生まれるから、これから入院するからね。ばあばの言うこときいて仲良くしててね」と言うと「いや!太郎も行く!!」。
太郎はおうちで待ってて、と言っても「ママの病院、太郎が一緒に行ってあげる。大丈夫だよ、太郎がついてるからね」と繰り返して、出かける準備を始める太郎…。
ばあばと相談して、荷物もあるし1人で行くよりもばあばがついて行った方がいいということになり、結局太郎も連れていくことに。
タクシーを呼んで、3人で乗り込み病院へ。
運転手さんのお孫さんが、たまたま私と同じ病院で生まれたとかで、にわか出産育児話で盛り上がる(笑)
「じゃあ、頑張ってや!」
と降りるときに励ましの言葉をいただき、ヨタヨタと病院へ入る。
さて…いよいよ出産。
怖くて、病棟へ向かう足がすくむけど、でも、頑張ったらもうすぐ赤ちゃんに会える!
…ビビリまくってる心を無理矢理励ましながら、母子センターのある7階へ。
ヘタレの私、一体どうなることやら…。
つづく。
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