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いよいよ②
もうここまで来たら逃げも隠れもできず(当たり前か)、太郎と手をつないで母子センターへ。
笑顔で迎えてくれた担当の助産師さんは、若くて可愛い親しみやすい感じの方で、ちょっと心がほぐれる。
LDRに入る前に、とりあえず普通の病室で準備などをすることに。
簡単に説明を受け、分娩の時のパジャマ(病院のもの)に着替える。
太郎に、ばあばとおうちに帰るように言ったら最初は嫌がってたけど、状況を察したのか「いいよ…」としぶしぶながら了承。
「ママばいば~い」と手を振って帰っていきました。
急にひとりになってミョーに心細くなる私。
テレビをつけてみたけど、見ても全然頭に入ってこない。
ぼやっとしてたら先ほどの助産師さんが来て診察。
「ご主人は立会われるんですよね?」
「はい」
「生まれるの早いですよ、きっと。ご主人間に合うかな~」
ええっ!
間に合うかな~って、もう間もなく夫は到着するんだけど、私おなかもあんまり痛くないんだけど、全然まだ何も始まってない感じなんだけど、それでも間に合うかどうか?なの!?
ひえ~~~一体どうなってんの、ちびっこちゃ~ん。
「もうちょっと個室で過ごしてもらってから…と思ってましたけど、いま診たらすぐに進みそうなんで、もう今のうちにLDRに行きましょうか」
「ひえ~ほんとですか~。わ、わかりました~」
ということで、荷物を助産師さんに持ってもらってヨタヨタとLDRに移動。
ああ~この部屋、太郎の出産のときと同じ部屋だよ~。
思い出すなあ…あの地獄絵図を…。
「じゃ、先生の診察のときお呼びしますから、それまでゆっくりしててください」
助産師さんがいなくなると、また何だか寂しく不安になる私。
とりあえず今使いそうなものだけをカバンから出して、ベッドに横になってボーっとしてたら携帯が鳴った。
「病院に着いたんだけど、いまどこ?さっき教えてもらった部屋に行ったら誰もいないんやけど~」
間に合うかどうか…の夫到着~。
「ごめん言ってなかった。もうLDRにいる~」
「ええっ!もう?…ううっ、い、いま行きます…」
私と同じくビビリの夫、若干腰がひけ気味で登場。
フツーにベッドに座ってる私を見て「あれ?いまどんな状態なん?」
「いや、まだ何も始まってないんだけど、どうも破膜したら早そうで…かくかくしかじか」
夫に説明してたらコールが鳴って、診察室にお呼び出し。
つ、ついにきたか…!
「い、行ってきます…。ひ~~~こわい~~~」
夫が到着して、一息つく間もなく診察室へ向かう。
心なしか足取りが重い。
もうすぐ赤ちゃんに会えるのはもちろん嬉しいんだけどさ…その前にあの尋常じゃない苦しみが待ってるわけで…。
その痛みを起こすための処置を今からしてもらうってのは、やっぱり腰がひけるよ~。
ドクターは、さっき外来で診てもらった私の主治医。
「いよいよですね~。やっとここまで来ましたね。あと少し、頑張りましょう!はい、破膜しますよ~」
ド~~~ッと温かい羊水が流れ出る。
太郎の時を思い出すなあ…あの時は予定日1週間過ぎても陣痛が来なくて、破膜してもらったんだっけ…。
状況は違うけど、どちらもお産の始まりは破膜してもらっての破水から。
おんなじだわ~。
診察室を出るときさっきとは違う助産師さんに「多分すぐに進むと思うよ~2時間ぐらいで生まれるかも」と言われ、また「ひえ~~~~~」。
さっきから「ひえ~ひえ~」ばかり言ってるわ私…。
「え~?なんでひえ~~なん?(笑)早い方がよくない?」
「なんか急展開すぎて気持ちがついていけないんです~~」
「ああそっか~。でも大丈夫よ、きっとスルッと生まれはるわ。頑張ろう~」
「はい~~~」
スルッと生まれる…スルッと生まれる…。
その言葉を励みにヨタヨタとLDRに戻る。
うう…怖いよ~~~~。

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